龍に恋う 贄の乙女の幸福な身の上
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生贄の少女は、幸せな居場所に出会う。
■□■珠は寒空の帝都で不思議な髪色の男に救われる。これが運命の転換点だった――。■□■
寒空の帝都に放り出された珠。彼女の窮地を救ったのは、不思議な髪色をした男・銀市だった。
口入れ屋の旦那である銀市の厚意で、珠は住み込みで働くことに。感謝する珠だが"人ならざる者"がみえて贄とされた過去により、上手く感情を表せない。一方の銀市も複雑な境遇のようで……だからこそ珠を思いやってくれる。
恩に報いるため健気に勤める珠は、店でも信頼を得て平穏を知る。しかし、帝都で続く少女の失踪事件に否応なく巻き込まれ――。秘密を抱える珠と銀市が、お互いの居場所を見つけるまでの浪漫綺譚。
- 【定価】704円(本体640円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】 文庫判
- 【ページ数】 288
- 【ISBN】 9784040737225
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もくじ
序 章 求職乙女と口入れ屋
第一章 後輩乙女と先輩指導
第二章 助手乙女と初仕事
第三章 懸命乙女のお手伝い
第四章 生贄乙女と恩返し
終 章 贄の乙女の願いごと
編集おすすめコメント
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登場人物紹介
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上古 珠(かみこ たま)
数えで16歳となる小柄な少女。銀市に助けられ、雇用される。
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古瀬銀市 (ふるせぎんいち)
外見は20代後半の青年。寒空に放り出された珠を拾い、見守る。
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瑠璃子(るりこ)
ボブカットの美女。カフェーで働いているモダンガールだが、その正体は……。
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御堂智弘(みどうともひろ)
眼鏡をした、三十代半ばの黒髪黒目の軍人。銀市と付き合いがあるようなのだが……。
賞
第2回富士見ノベル大賞 審査員特別賞 受賞作!
富士見ノベル大賞 受賞作品の紹介ページはこちら!
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