龍に恋う 四 贄の乙女の幸福な身の上
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秘密を抱える少女と青年が、互いの幸せな居場所を見つける物語。
●〇●待望のシリーズ4巻!●〇●
勤め先の先輩である瑠璃子(るりこ)が出奔してしまったーー。折しも、口入れ屋・銀古(ぎんこ)の繁忙期。珠(たま)は瑠璃子の代わりに、秋桜(コスモス)の咲き乱れる洋館での勤めを任される。
珠なりに洋館の"人ならざる者"に真摯に向き合って縁が結ばれ、洋裁を習うことに。銀市(ぎんいち)のシャツを仕立てながら彼を想い、しだいに乙女らしい感情も育んでいく。
銀市も彼女の花開く姿を慈しむ一方、珠がいずれ自分の手を離れる予感と、只人として生きるには強すぎる彼女の贄の力を憂いていた。さらに、瑠璃子失踪の原因となった存在も珠にそそられ……?
●〇●道草家守の新作『青薔薇アンティークの小公女』も2022年5月、同時刊行●〇●
- 【定価】748円(本体680円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】 文庫判
- 【ページ数】 336
- 【ISBN】 9784040744179
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もくじ
目次
序章 秋空乙女と退職宣言
第一章 派遣乙女と絵画の同僚
第二章 女給乙女と先輩探訪
第三章 再会乙女と運命の女
第四章 乙女の憧れと舞踏の夜
終章 色づく乙女と秋の夜長
あとがき
登場人物紹介
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上古 珠(かみこ たま)
数えで16歳となる小柄な少女。銀市に助けられ、雇用される。
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古瀬銀市 (ふるせぎんいち)
外見は20代後半の青年。寒空に放り出された珠を拾い、見守る。
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瑠璃子(るりこ)
ボブカットの美女。カフェーで働いているモダンガールだが、その正体は……。
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御堂智弘(みどうともひろ)
眼鏡をした、三十代半ばの黒髪黒目の軍人。銀市と付き合いがあるようなのだが……。
賞
第2回富士見ノベル大賞 審査員特別賞 受賞シリーズ