龍に恋う 三 贄の乙女の幸福な身の上

銀市が少女に望むのは――「珠には、ただ幸せになって欲しいだけなんだ」
■大重版が続く超人気シリーズ、待望の第3巻!!■
七夕の頃。銀市(ぎんいち)と旧知の神使・灯佳(とうか)を助けた珠(たま)は、礼と称してなぜか五歳の姿にされてしまう。望んでいない"礼"に困惑するが……?
時をあわせたように、神隠しの噂が店に持ち込まれる。珠は子ども姿でも役に立ちたいと努め、解決の糸口を見出す。しかし同時に、幼い体に引きずられ、独りではままならぬ感情と経験を噛みしめる。
人に上手く頼れぬ彼女に、銀市たちの慈しみが注がれ――自覚したのは、温かな気持ち。
一方その背後では、隠し神の噂を皮切りに、銀市や珠を巻き込む哀しい昔物語が蘇りつつあった。
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- 【定価】726円(本体660円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】 文庫判
- 【ページ数】 304
- 【ISBN】 9784040740607
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もくじ
序 章 思案乙女と白昼夢
第一章 乙女と旧知と恩返し
第二章 童心乙女の遊び方
第三章 恐慌乙女と手当て
第四章 焦燥乙女の選択
第五章 朧と霞と我が儘乙女
終 章 芽ぐむ乙女と秘める者
登場人物紹介

上古 珠(かみこ たま)
数えで16歳となる小柄な少女。銀市に助けられ、雇用される。

古瀬銀市 (ふるせぎんいち)
外見は20代後半の青年。寒空に放り出された珠を拾い、見守る。

瑠璃子(るりこ)
ボブカットの美女。カフェーで働いているモダンガールだが、その正体は……。

御堂智弘(みどうともひろ)
眼鏡をした、三十代半ばの黒髪黒目の軍人。銀市と付き合いがあるようなのだが……。
賞
第2回富士見ノベル大賞 審査員特別賞 受賞シリーズ
特集サイト
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キャラクター相関図

編集推薦コメント

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