あやかし嫁入り縁結び 一 えにしの糸を結びます。

嫁入りし、縁結びで徳を積むべし
■□■『あやかし双子のお医者さん』『九十九さん家のあやかし事情』に続く、椎名蓮月の新シリーズ、発売決定!!■□■
一人暮らしをはじめたしっかり者の大学生・結維(ゆい)。彼女が秘密を抱えた青年・小太郎(こたろう)と出会うことで、心あたたまる現代ご縁結びお伽草子のはじまりはじまり――。
- 【定価】660円(本体600円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】 文庫判
- 【ページ数】 272
- 【ISBN】 9784040727462
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登場人物紹介

八神 結維(やがみ ゆい)
大学生。面倒見よく、男女とも友人の多い女の子。気づくとお似合いの男女を結びつけていることが多く、大学で評判が立つほど。上京する叔父の一軒家を預かることになり、一人暮らしをはじめた。

犬飼小太郎(いぬかい こたろう)
まっすぐな黒髪と、涼やかで端整な面差しの和風男子。家の前に行き倒れていたところを、一人暮らしをはじめた結維に助けられる。家事について万能で、性格は穏やか。なにか秘密を抱えているようで……?

猫神の玻璃(はり)
猫としては白い毛並みでつやつやしている。本人曰く「化猫でも猫又でもない」。人間に姿を変えたときは、美少年の姿を取る。呪いを受け、猫の姿から戻れなくなっていた所、結維と小太郎に「糸」をほどいてもらう。
井戸の祟り神
結維の住む一軒家の、庭井戸に封じられていた祟り神。おどろおどろしい姿で結維たちの前に現れる。
水野 聡(みずの さとし)
結維の叔父。仕事の都合で上京することになり、家の管理を姪である結維にまかせることに。
八神 洋介(やがみ ようすけ)
結維の年の離れた兄。明るくて少し無神経だが、家事以外は思いのほか何でもそつなくこなす。
八神 美津穗(やがみ みづほ)
洋介の嫁となる女性で、実は結維とは高校のクラスメイトだったと言うが、結維の記憶になく……?