キャンペーン
カクヨム×富士見L文庫の中編コンテスト。
たいへんお待たせしましたが、皆さまからいただいたご質問にお答えする企画・回答第2弾となります。
※下記回答は、編集部担当による、本コンテストにおける一見解であるという点をご了承ください。組織の公式見解ではございません。また、別の機会においては異なる回答となる場合もございます。
★応募要項に明記されている内容及び回答第1弾でお答えしたものと類似のご質問につきましては、回答を省略させていただきます。
また、本コンテストの応募や小説の創作に直接関係のない質問につきましても、同様に回答を省略いたします。
回答第1弾はこちら
★「~~な作品はカテゴリーエラーでしょうか?」「主人公が~~でもいいですか?」といったご質問については、回答第1弾をご参照ください。
今回のコンテストでは、応募要項に記載した内容以外のレギュレーションは設けておらず、応募要項を満たしているかぎり選考から除外することはありません。
ご質問のあった全てのジャンルや作品のつくりに言及することはしませんので、ご自身でご判断のうえご応募ください。
Q.カクヨムコンなど過去富士見L文庫編集部が選考に参加したものを含む、他コンテストで落選した作品の応募は控えたほうがいいでしょうか。
A.全く問題ありません。ご応募をお待ちしております。
Q.連作短編でも応募可能でしょうか?
A.問題ありませんが、長編化が想定できうるかという点も一つの選考基準となります。その点において工夫が見られることを期待します。
Q. 2万字以上、6万字以下で話として一つの区切りがついている状態であれば、未完結の状態であっても選考対象の条件を満たしている、という理解で相違ないでしょうか。
A.はい、そのご認識で問題ありません。
また、2万字以上6万字以内という文字数規定を満たしたうえで、すでに書き上げられている長編作品の一部をご応募いただくことも問題ありません。ただし、あくまで中編として選考します。また、そういった作品が受賞した際の長編化のご相談は、必ずしも元々の長編に基づくものになるとはかぎりませんので、あらかじめご了承ください。
Q.物語の構成にいつも悩まされます。続きが読みたいと思ってもらえる構成にするために、留意すべき点はありますか。
A.物語の構成についてはさまざまな考え方があるかと存じますので、あくまで一つの意見として申し上げます。
キャラクター文芸ジャンルにおいては、ストーリー(物語構成)とは「キャラクターが何をするのか・どう感じるのか・どう変化していくのか」の過程であると言い換えることができるのではないでしょうか。すなわち、ストーリーを考える試行錯誤は、キャラクターを掘り下げる作業でもあるということです。
例えば、「○○」という課題を抱えている主人公が歩んでいく道のりは、多かれ少なかれ「○○」を解消する、あるいは飲み込む、もしくは別の「××」という打開策を見つけるものであってほしいと思います。
Aという気持ちだった主人公が、結末にはBと考えるようになるのであれば、その変化の根拠となるエピソードを積み重ねていく必要があります。AとBの心境にどれくらいの飛躍があるかによって、積み重ねなければならないエピソードの数や内容は変わってくるでしょう。
キャラクターと物語構成が乖離してしまうと、読者はこの物語の何を楽しめばよいのかつかみづらくなります。
まずはキャラクターについて検討を重ねしっかりと定めることで、彼らがたどるべき道筋・ターニングポイント等が見えてくるはずです。それを構成に起こす、と考えてみるのはどうでしょうか。
Q.描写・設定・文字数・誤字脱字・世界観など、選考過程で重視する観点を教えてください。
A.実際の選考ではご記載のポイントや選考レギュレーションを踏まえて、総合的に作品の魅力を判断します。
そのうえで、富士見L文庫がキャラクター文芸作品を扱うレーベルである以上、「キャラクターを魅力的に描けているか」という点は常に重視しています。
また「ファンタジー作品」を募集する今回のコンテストにかぎって申し上げますと、独自かつ魅力あふれる世界観をもつ作品のご応募を期待しています。
Q.主人公について、望ましい年齢設定があれば教えてください。
A.題材やストーリーに合っていることが重要だと考えます。
なお傾向としてお伝えすると、富士見L文庫の多くの作品のヒロインが、10代後半~20代となります。
Q. 応募要項に「※現代に似た世界観のファンタジー作品ももちろん歓迎します。ただし、今回は現代舞台かつ不思議要素なしの作品は選考外とさせていただきます。」と記載した意図を教えてください。
A.応募要項中の「「西洋風」「異世界風」「東洋風」「中華風」「和風」などなんでもOKです。/世界観自体が架空であれば、特殊能力などの不思議要素はなくても大丈夫です!」という点の補足として記載しました。
過去の時代に舞台を限定するものではないという意図となります。
Q. 「世界を変える運命の恋」中編コンテストに落選した場合、落選作を長編化し、富士見ノベル大賞に応募しても選考の対象になりますか? それとも落選した場合は選考対象外となりますか。
A.中編をもとにした作品を富士見ノベル大賞にご応募いただける場合は、もちろん選考いたします。除外することはありませんので、ご安心ください。
Q.最終選考の作品は講評をもらえますか。
A.たいへん恐れ入りますが、今回は予定しておりません。
作品のご応募をお待ちしています!
たくさんのすてきな作品に出会えることを楽しみにしております。
▼コンテスト詳細はこちらから
「世界を変える運命の恋」中編コンテスト応募要項
▼富士見L文庫主催の新人賞も随時作品のご応募を受け付けております!
富士見ノベル大賞応募要項