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雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~ 二

不本意ながら再び後宮に戻された鈴雪――。王の子の連続死の真相に迫る!

◎富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト ファンタジー部門特別賞受賞作◎
(2019年度)

――――著者書き下ろしの番外編 「幕間 雪解けはまだ遠く」 を収録!――――

 不本意ながら再び後宮に戻された鈴雪は、とまどいながらも王と信頼を積み重ね、王の子の連続死の真実に迫っていた。
 恣意的に流された「世継ぎに恵まれないのは、王后の呪い」という噂。そして、先代王后と亡き王女の存在……。
 当初は敵対していたものの、協力し合うこととなった妃たちの手も借り、真実にたどりついたかに思えたさなか――鈴雪は毒に倒れてしまう。
 さらに王宮の必死の対応を嘲笑うかのように、亡きはずのある女の影が闇にうごめき……。

【1~2巻、2か月連続発売!】

  • 【定価】660円(本体600円+税)
  • 【発売日】
  • 【サイズ】 文庫判
  • 【ページ数】 240
  • 【ISBN】 9784040738789

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もくじ

   九 毒の痕跡
   十 秘された徒花
   十一 顛末
   十二 王と王后
   十三 鈴雪の託宣
   終 後宮始末

   幕間 雪解けはまだ遠く

登場人物紹介

宋鈴雪(そう りんせつ)

幼くして王后にされた少女。いったんは離宮へ追いやられたものの19歳にして再び後宮へと呼び戻される。

郭藍叡 (かく らんえい)

国王。王后・鈴雪のほか4人の妃がいる。未だに後継者がいない。幼い鈴雪には恐ろしい存在だったが……。

寧菖香(ねい しょうこう)

位は貴妃。紅が似合う豊満な肢体の美女で、王の寵愛が最も厚く、プライドも高い。

黄芳蘭(こう ほうらん)

位は賢妃。子を失ったばかりで顔色が悪い。寧貴妃とは昔から反目し合っている。

安琳嬉(あん りんき)

位は充媛。どことなく子供っぽさのあるマイペースな女性。薄紅色が好き。

富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト ファンタジー部門特別賞 受賞作品

コミカライズ情報




COMIC BRDIGEにて、作画・瀬田一乃によりコミカライズ決定!
(原作・都月きく音/キャラクター原案・伊東七つ生)

「コミックブリッジ」にて2021年4/9(金)に予告編掲載、16(金)から本編が隔週連載です!
続報をお楽しみに!


コミックブリッジ公式ページ
https://comic-walker.com/comicbridge/

コミックブリッジTwitter
https://twitter.com/COMICBRIDGE

カクヨム作品掲載ページ リンク

雪花妃伝~藍帝後宮始末記~
都月きく音・著
――王を害すると託宣を受けて辺境に捨てられた少女は、王の后となる。――

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884586338



コンテスト受賞作品



富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト
ファンタジー部門 特別賞受賞作
https://kakuyomu.jp/contests/working_woman_comicalize

コンテスト 選評

■富士見L文庫編集部■
世界観と主人公の設定が非常にマッチしていて、冒頭からドラマチックな雰囲気にわくわくしました。
「王の子を殺しているのは誰か」というミステリ要素も雰囲気に合っているのですが、この謎解き部分はもう少しメリハリが欲しかったのと、主人公ならではの行動や気づきが欲しかったです。
ラストも「まだ続きが読みたい」と思わせるような、前向きな余韻を含ませてもいいと思います。

■COMIC BRIDGE編集部■
世界観にブレがなく、文章のまとまりも大変よくて、小説としての質が高いと思えました。主人公の鈴雪のキャラメイクもしっかりできていて、思い入れのできる人物になっていましたが、少しおとなしすぎる感も。
そして、天麗公主の設定にはやや唐突感がありました。もう少し伏線を張っておいたほうがよかったかと思います。また、「結」は若干蛇足とも感じました。藍叡と鈴雪が結ばれたところで終わっても充分物語として成立しているし、幸せな気持ちで読み終えたかったので、少し残念でした。


「雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~」シリーズ

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