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稀色の仮面後宮 二 海神の贄姫はすれ違う想いを繋ぐ

偽りだらけの後宮で人を信じ続ける珠蘭。その真心は人を動かして――

 董珠蘭(とう しゅらん)は一度見たものは忘れない。その抜群の記憶力を生かして後宮の事件を解決し、不死帝となった兄の助けとなっていた。
 そんな折、故郷から不漁による減税の嘆願がきたことを知る。
 贄姫だった自分が逃げ出したせいかと気にかかり、不死帝の隠し子である劉帆(りゅうほ)の視察に同行することに。
 しかしそこで、珠蘭と劉帆は聚落の者たちに捕らえられてしまう。そこで知ったのは、国に仇なす故郷の闇だった。
 偽りに満ちた後宮で、珠蘭の人を信じる行動は波紋を広げていき――後宮ミステリー待望の第二巻。

  • 【定価】748円(本体680円+税)
  • 【発売日】
  • 【サイズ】 文庫判
  • 【ページ数】 304
  • 【ISBN】 9784040748047

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『稀色の仮面後宮 海神の贄姫は謎に挑む』作品PV

もくじ

第一章 蒼海色の牢獄

第二章 噂に紅涙

第三章 美しい傷跡

第四章 愛しき暗闇

登場人物紹介

董珠蘭(とう しゅらん)

特別な記憶力をもつが、孤独な贄だった。兄を解放する条件として、後宮の不穏をその瞳で探ることになり――?

楊劉帆(よう りゅうほ)

兄を解放する条件で、珠蘭に後宮に赴くことを提案した美青年。次第に珠蘭に心を動かされて……?

董海真(とう かいしん)

珠蘭の兄。孤独な珠蘭を唯一気にかけてくれた肉親。学問の才があり期待されていたが、三年前に失踪していた。

魔法のiらんど大賞2020 小説大賞<ファンタジー・歴史小説 特別賞>受賞作

「稀色の仮面後宮」シリーズ

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