アラベスク後宮の和国姫3

「俺なら故郷に連れ帰ってやれる」異国の商人がライラ―の下賜を求めて!?
ライラ―の活躍で地位を追われた元イェニチェリ軍団長のズィー・ヤザンが、今度は異国の商人と反乱を企てている――。
そんな情報を掴んだライラ―とアスィールは、彼らが出入りしているという隊商宿へ足を運ぶことに。ライラ―の機転で新米商人を助けたことで、件の商人・ダンテとの接触に成功し、彼と取引を試みる一行。ダンテも自身の商会を守るためだったと苦しい事情を明かし、取引に応じる姿勢を見せる。しかしその対価として、あろうことかライラ―の下賜を求めると言い出して!?
国益のためなら奴隷の自分は駒として使うべきだと、”為政者として”アスィールに進言するライラ―。しかし、そんな自分の心が揺れ動いていることに気づいて――?
- 【定価】792円(本体720円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】 文庫判
- 【ページ数】 272
- 【ISBN】 9784040752150
購入はこちら
もくじ
*:;:*:;:*:;:* もくじ *:;:*:;:*:;:*
―― 序章
―― 一章 和の国の姫君、動き始める
―― 二章 和の国の姫君、運命の出会いを果たす
―― 三章 和の国の姫君、日帰りで商人になる
―― 閑話 駆け出し商人の胸のうち
―― 四章 和の国の姫君に色仕掛けは似合わない
―― 閑話 敏腕商人の胸のうち
―― 五章 和の国の姫君が選ぶもの
―― 六章 和の国の姫君は、すべてを手に入れる
―― 終章