鬼はたまゆら、帝都に酔う

「怪異を討つのが私の使命だ」「来たな、死にたがり。待ちくたびれたぞ」
◆◆◆あらすじ◆◆◆
帝都軍で怪異を討伐する神宮寺彰人は、冷酷な軍人として民衆に恐れられている。
その彼に《千鬼の頭目》と呼ばれる鬼――嵐花の討伐命令が下った。
嵐花は絶世の美貌と強大な力を持ち、帝都中で騒ぎを起こすが、気まぐれに人助けもし、どこか憎めない。
そんな嵐花に彰人は無意識に惹かれてしまい、この鬼を討つことは正しいのか、と苦悩し始める。
迷いつつも軍人として任務を果たそうとする彰人。
だが鬼を討つ術には彰人自身の命が必要で……!?
孤高の軍人と美しき鬼。桜舞う帝都の追走劇、ここに開幕――!
◆◆◆登場人物◆◆◆
◆神宮寺彰人(じんぐうじあきひと)
帝都軍陰陽特務部少尉。
当代随一の術者で、怪異討伐のためなら容赦がないと恐れられている。
◆嵐花(らんか)
《千鬼の頭目》と呼ばれる伝説の悪鬼。
帝都中で騒ぎを起こすが、どこか憎めない一面がある。
- 【定価】726円(本体660円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】 文庫判
- 【ページ数】 256
- 【ISBN】 9784040749990
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もくじ
序章 青と春風
第一章 嵐が来たりて、花が舞う
第二章 老いらくの松と願いの夜
第三章 夜桜には早く、いつかの日にはまだ遠く
第四章 揺籃の終わり、帝都劇場にて
終章 鬼は今日も帝都に酔う
あとがき
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