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わたしと隣の和菓子さま

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新たな居場所を見つけた少女の、和菓子みたいに甘く、じんわり優しい恋。

 母の看病のため、学生らしい時を過ごせてこなかった慶子さんは、高校三年生を目前とした春の朝、ケーキのような甘い匂いに誘われ和菓子屋「寿々喜」に辿り着く。
 店員の青年に招かれ店内に入ると、出されたのは小さな“どら焼き”。そう、あの香りの正体はケーキではなく“和菓子”だったのだ。
 和菓子の魅力に惹かれ、お店に通い始める慶子さん。だが、進級後の新しいクラスで、慶子さんの隣の席になったのは、なんとあの和菓子屋の店員さんで……!?
 四季折々の和菓子と、ほんのり甘くじんわり優しい恋物語をどうぞ。

  • 【定価】748円(本体680円+税)
  • 【発売日】
  • 【サイズ】 文庫判
  • 【ページ数】 336
  • 【ISBN】 9784040745664

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もくじ

目次
序章 はじまりは、仙寿
四月 ときめきの春霞
五月 謎解きの柏餅
六月 嘉祥菓子は賑やかに
七月 天の川に思いを込めて
八月 夜舟は密やかに
九月 恥ずかしがり屋の着綿
十月 南下する紅葉、色づく心
十一月 しんぼうの木練柿
十二月 手のひらの上の山茶花
一月 春隣、恋隣
二月 それは、メジロか鶯か
三月 ふたたびの、仙寿
終章 わたしと隣の和菓子さま

人物紹介


慶子さん
この春、高校三年生となった女の子。
”和菓子さま”がきっかけで、和菓子に興味を持つ。


和菓子さま
和菓子屋「寿々喜」の跡取り息子。


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