白豚妃再来伝 後宮も二度目なら 一

「寵妃なんてお断りです!」追放妃は願いと裏腹に後宮で成り上がって…!?
◆大ボリュームの書き下ろし番外編「二度目の天運」収録◆
濡れ衣で後宮から花街へと追放されてしまった「白豚妃」珠麗。泣き暮らすしかない境遇――をばねに、貧民窟の若頭の礼央の保護のもとで、思いのほか充実した生活を送っていた。
しかし、苦労に磨かれ別人のような絶世の美女になった彼女は後宮に再収容されてしまう!
「バレたら処刑だわ!」珠麗は懸命に後宮からの脱走を図る。だが、脱出行動が裏目に出たり、花街と貧民窟で鍛えた処世術が役立ちすぎて、冷酷なはずの郭武官にうっかり妃候補として取り立てられるほど活躍を重ねてしまい――?
◆スクウェア・エニックス「マンガUP!」にてコミカライズ決定! 期待の新作、ついに書籍化!◆
- 【定価】682円(本体620円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】 文庫判
- 【ページ数】 272
- 【ISBN】 9784040741215
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もくじ
プロローグ
第一章 戻るつもりじゃなかった
第二章 残るつもりじゃなかった
第三章 庇うつもりじゃなかった
第四章 潰すはずじゃなかった
書き下ろし番外編 二度目の天運
POP

登場人物紹介

宝珠麗 (ほう じゅれい)
もとはぽっちゃりな中級妃。濡れ衣で追放され、苦労を経て別人のような美女に。しかしお人好しな性格は変わらないまま。

姜楼蘭(きょう ろうらん)
珠麗によって流産させられた妃。しかし、実は彼女のたくらみによる冤罪だった。珠麗に冤罪を被せた張本人。

夏蓮(かれん)
珠麗の側付き女官だった。文化の異なる民族の出で、珠麗へ深い恩義を感じていたのだが……。

自誠(じせい)
この国の皇太子。自室に引きこもって下手な詩歌に時間を割き、ぼんくらと思われているのだが……。

礼央(りおう)
貧民窟を治める。だが、実は彼の出自にも秘密があるようで……?

郭(かく)武官
郭氏の三男坊。皇太子の乳兄弟で武官。追放前の珠麗を面白がっていた。

蓉蓉(ようよう)
後宮の選抜を受けている少女。なぜか珠麗を盛り立てようとしていて……?

静雅(せいが)
肩書は純貴人(じゅんきじん)。年嵩だが教養深い女性。

紅香(こうか)
追放前の主人公の妹分だった。現在18歳。書画が得意で勝気。

嘉玉(かぎょく)
白泉宮の預かる妃の一人。舞が得意で内気な性格をしている。

袁氏(えんし)
「女官たちの父」たる宦官の長、太監長。宮廷で大きな権力をもっている。
キャラクターラフを特別公開!
コミカライズ
https://magazine.jp.square-enix.com/mangaup/original/koukyumonidomenara/
著者紹介
中村颯希
(なかむらさつき)
2016年の『無欲の聖女』(主婦の友社)以来、『神様の定食屋』『地獄の沙汰もメシ次第』(双葉社)、『ふつつかな悪女ではございますが』(一迅社)、『シャバの「普通」は難しい』(KADOKAWA)など、多数の人気シリーズを手がける女性作家。圧倒的な登場人物の魅力と爽快感あふれる展開に、読者から熱烈な支持を受けてやまない。
Twitterアカウント @satsuki_nkmr