手芸喫茶『自由時間』へようこそ 編み物は、幸せの桜色
大丈夫、編み物は何度だってやり直せるから――手芸が紡ぐ、癒やしの物語。
社会人二年目、生真面目な二葉は突然のノー残業デーを持て余し、手芸喫茶『自由時間』を訪れる。
亡き父が遺した編み針を持ってきたものの、初心者の二葉は作る物も決められない。
まごつく二葉の前に現れたのは同僚のユウだった。
整った容貌で人気を集めるユウは、会社では秘密にしているが熱心な編み物好き。
くだけた関西弁で話す素のユウの手ほどきで二葉は編み物を始める。
ただ没頭する静かな時間やユウの飾らない言葉に、こわばった心は少しずつ癒え、目を背けてきた父の記憶や自分自身と向き合う勇気をもらって――。
- 【定価】792円(本体720円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】 文庫判
- 【ページ数】 272
- 【ISBN】 9784040761558
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もくじ
目次
第一章 エコたわしと雪の日特製ブレンド
第二章 幸せのクマさんと桜とビーフシチュー
第三章 小さな怪獣さんと思い出のかぎ針編み
第四章 青空の下のぴりっとサンドイッチ、アボカドを添えて
第五章 ふわふわミルクのほろにがカフェラテ
第六章 お花見弁当、枝豆チーズのおにぎりどうぞ
