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下町九十九心縁帖

孤独な青年と高慢な付喪神がその願い、叶えます――縁が紡ぐ癒やしの幻想譚

 大学生の春人には後悔していることがある。それは謝れないまま祖父が亡くなったこと。以来祖父が愛したような古い品物も、人と深く関わることも、苦手になった。
 しかし事故で古伊万里の壺を割った直後から、動物の姿をした付喪神が見えるようになる。割れた壺の付喪神・イマリに迫られ、彼の力を取り戻すため、春人は付喪神たちの願いを叶えて「神心」を集めることに。元の持ち主に会いたい、一度だけでも人の役に立ちたい、亡き持ち主の娘から本当の思いを聞きたい。奮闘するうちに、願いが春人の周りに縁を紡ぎ――。

==登場人物==

春人
人と関わるのが苦手な大学生。
イマリには下僕と見なされている。

イマリ
元・古伊万里の壺の付喪神、現・春人のスマホの付喪神。
甘いものに目がない。


春人が働くこととなった「古道具みやび堂」の孫娘。
しっかり者の高校1年生。

洋蔵
「古道具みやび堂」の店主で、桜の祖父。
初対面のはずの春人について、何かを知っているようで……。

  • 【定価】770円(本体700円+税)
  • 【発売日】
  • 【サイズ】 文庫判
  • 【ページ数】 336
  • 【ISBN】 9784040750002

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もくじ

プロローグ
第一章 イマリとの出会いと初めての依頼
第二章 役に立ちたいアズミノさん
第三章 交差点に立つ少女と寄り添う付喪神
エピローグ

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