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帝都の鶴 優しき婚約者と薔薇屋敷の謎

“呪い”と呼ばれた孤独な少女と“呪われた”年上婚約者の契約結婚物語。

◆魔法のiらんど大賞2021小説大賞恋愛ファンタジー部門特別賞受賞作◆

 父は娘を【呪い】と呼んだ――。

 没落貴族の女学生・鶴は、父に結婚を命じられる。売られるように決められた婚約者は、顔も知らない実業家の青年・秋人だった。
 秋人が一人で住む洋館で暮らすことになった鶴は、初めて出会った彼から「自分は呪われている」と告げられ、その言葉に戸惑う。
 暮らしの中で秋人が【呪い】と呼ぶ怪奇現象と苦悩する彼の姿を知っていく鶴。政略結婚にも関わらず、鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、 次第に彼の力になりたいと感じ――。

 呪われし婚姻のその先で、少女は恋をはじめる。


※巻末には、本編のその後の二人を描いた書き下ろし短編「訪れた平穏、続く非凡なる日々」を収録しています。



◆登場人物紹介◆

・鶴(つる)…没落貴族の一人娘。女学生。とある事情で生家に居場所を見いだせずに育った孤独な少女。

・秋人(あきと)…実業家の青年。天涯孤独。【呪い】のせいで周囲の人々から距離を置いて暮らしている。

  • 【定価】770円(本体700円+税)
  • 【発売日】
  • 【サイズ】 文庫判
  • 【ページ数】 352
  • 【ISBN】 9784040747620

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もくじ

◆目次◆

序章   寄る辺なき少女
第一章 呪われた婚約者
第二章 薔薇屋敷のあるじ
第三章 すがたのないひと
第四章 疑念と信頼
第五章 呪いと呼ばれたもの
第六章 交わるものたち
終章   渡り鳥の目指す場所
番外編 訪れた平穏、続く非凡なる日々
あとがき

登場人物紹介



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